友人は少なくてもいいんだよ

私はいわゆるコミュ障ではない。

けれども友人と言える人と長時間一緒にいるのはつかれるし、一人で遊んでいるのが大好きだ。

「内向的=内気は間違い」の漫画がまさしく私だなと思う。内向型人間は普通なんだなと感心した。

 

子供の頃はごく普通のこどもだったと思う。

一緒に遊ぶ友達もいたし、恋愛の話だとか、自分たちの世界をたくさん作っていたと思う。

それが変わったなと思うのは、中学に上がってからではないだろうか。人付き合いが苦手だなと気がついた。

もともとごく限られた人たちと遊んでいることが好きであったし、友達の数は少ない。

学校が切り替わるたびに、過去の友人たちとのつながりはなくなっていく。

そもそも私自身がつながっていたいと思っておらず、今現在に至るまで一度しか同窓会に参加したことがない。正直、参加したことを後悔している。成人式も行かなかった。

だから保育園、小学校の頃の友人はいない。

 

今、年に数回やり取りをしている相手は中学は親しくなかったが高校が一緒で程よく付き合うようになった人と、高校から知り合った人たちだけだ。

年賀状どころかメールやSNSで正月の挨拶もしない。それでも年に1・2度はランチしようと話が出る。

私にとっては最高に居心地のいい距離感の友人である。

 

 

それでも20代はもう少し距離が近かったと思う。みんな独身だったからだろう。

片手に収まるくらいの友人の今は既婚と独身が半々で、仕事と家庭の都合でそもそも話がでても都合が合わなくてまた今度ね、というパターンが最近は多い。

まあ少し残念な気持ちはあるが、乳児を抱えているので夫が休みでないと行けないし、数年は参加が無理だろうなあと思っている。子供を連れて行く選択肢は私の中で絶対ない。こじゃれたカフェ(笑)でおしゃれランチしたい。

 

果たして外交型人間にとって、彼女らは友人と呼べるのであろうか?

友人が多い人達にとって片手程度の友人しかいない私は宇宙人だろう。

スマートフォンの連絡帳もスッカスカで、人に見せられたものではない。ちなみに全く付き合いがなくなると、躊躇せず定期的な連絡帳整理で消してしまうので余計そうなのだと思う。

 

 

友人たちの中に親友と呼べる人はいない。

確か親友の定義が、なんでも相談できる、いざという時に頼り頼られる関係であるというのがあったと思うのだけど、そんな存在は生まれてこの方一度もいない。

ここまでいくと自分が可哀想な存在のような気がするが…正直、全く悲しくなることはない。

私にとってそれが当たり前で、一人で過ごす休日は充実していた。結構どこでも一人で行くし、ひと目もそこまで気にならない。

なんだかんだ世の中は、お一人様が大半を占めていると思う。それに一人で行動できないって、それってどうなんだと本気で思う。

 

 

友人が少なくても問題ないですよ。

性格ですから、本人が大丈夫なら、大丈夫です。