だらけた母親とコロコロするのが仕事である息子の保活

先日、役所まで行ってきた。息子の保育園と、自分の職場復帰のためだ。

1年は育休をいただいてのんびりしようと思っていたが、自分の生産性のなさに疲れてきたので外貨を稼ぎたくなった。

基本的に働くのは好きではないが、家にいると腐ってしまうタイプなので仕方がない。

 

ところで私の一日は、非常にゆるい。

起きる → 弁当&朝食準備 → 洗濯 → パソコン →

離乳食 → 晴れていたら散歩 → 自分のお昼(チンするだけ) →

離乳食2回目 → ごろ寝 → 洗濯物取り込む →

風呂 → 夜ご飯(チンするだけ) → 寝かしつけ(20分くらい) →

テレビ → 自分も寝る

(※夫は数ヶ月ほど午前様なので弁当を昼夜の2つ持たせている)

 

息子は完母で日に5回、転がっている時に泣いても抱っこするか椅子に座らせるとご機嫌になるので延々乳をあげたことはない。

どちらかというとかなり育てやすい赤ちゃんだと思う。夜泣きはまだなく、黄昏泣きもよくわからない。

泣くことは泣くが、座ったまま数十分抱っこしてからおろせばご機嫌で転がっている。

人見知りはするが、基本的に母子のみで過ごしているので、お客様が上がりこまない限り泣かない。外では泣きそうな顔になるまでならしたことがある。

 

掃除をしないですし、料理もいかに手を抜くかに力を入れているので家事に時間を割いていない。大抵ごろごろしながら、スマートフォンで映像を見たりゲームをしたりしている。

とはいえ全く掃除をしないわけにはいかない状況なので(掃除係りが掃除できない状況)週に一度の掃除機となるべくコロコロしている。息子がかわいそうだし。

 

 

そういうわけで私はかなり生産性がない、暇をしている。夫に何を言われているわけではない。息子は可愛いし、二人きりで閉塞感はないが、私自身が辛くなってきた。

子供をきっちり世話をしている人や、家にいることで様々活動できる人を本当に尊敬している。

 

自覚しているだけで色々ある。身なりを必要な時しか整えなくなったり、語彙力がガクンとさがったこと。言いたいことが伝えられないのだ。

夫は聞いてくれているけれど、私が言葉にして伝えたい事が上手に伝えられないのが辛い。今まで80%できていたことが30%くらいに落ちて、自分でも何を言っているのかわからなくなっている。

ちゃんと伝わっているかと聞くと、意味はわかると言われるので自覚するよりもまだマシなのかもしれないが…

 

 

だから役所に行ってきた。

そこで知らなかった保育園事情を知ったので、保活、保活と言われている意味がわかった。

 

私の住んでいるところでは、保育園にちゃんとはいるのに、申請してから大体2ヶ月かかる。慣らし保育の時期も含めてだ。

更に知らなかったが、小規模保育では3歳までしかみてもらえない…これは本当に知らなかった。近場ならば小規模がいくつかあるので、タイミングが良ければ入れられそうだが、いずれ転園しなければならない。仕事をしないという選択肢が私にはないからだ。

転園は子供にとってストレスだろう。悩みどころだ。息子が気にしない性格ならば沢山色んな人に触れ合えるので悪くないのだろうが…性格がまだ全然わからない赤ちゃんなのでなんとも言えない。

その後を幼稚園にするにしろ、保育園にするにしろ、3歳までに決めておかなければならない。

 

4月入園をしっかり目指すならば11月中に申請しなければならないし(2次募集がのちにあるけれど)

私の場合0歳時点でそれは考えていなかったし、その時期は考えられるような状況ではなかった。

産まれる日をこだわる人のこともよくわかった。

 

激戦区というわけではないけれど、間違いなく待機児童になるわけで、少し見通しが甘かったなと感じている。

今まで必要な時はなんとかなってきたので、なんとかなるんじゃないかなとゆるく考えている。その間は活字を読んでクモの巣が張った頭を掃除しようと思っている。

なんだかんだ入れたら入れたで、病気続きで大変になるだろうから。うーん、がんばらないと。

頼りになるのは結局自分だけです。

過労は身近にあった

ついに夫の休日が消えた。

帰宅は基本的に25時頃のようである。私は乳児の息子と先に寝ているので、物音で気づいて時間を確認すると大体この時間だ。遅いと27時に布団に入ってくる。

ちなみに朝は6時起きだ。

休日があった頃はまだよかった。だが、休日が消えて、そろそろ1ヶ月が近い。

夫は、息子と遊びたいが口癖になっている。

 

おいおい大丈夫か?と思うが、口が裂けても言えない…下請けは大変だねと同情の言葉をかけるにとどまる。

こういうところ、海外のメリハリある私生活と仕事感が根付けばいいのに、イースターやハロウイーンを根付かせて消費を高めよう!と業界が必死になっているのが腑に落ちない。

消費とかどうでもいいから古い体質をどうにかしてください。どうにかならないものかな。

 

ニュースを見ているとどうしても目につくブラック企業と残業の話題。

夫も漏れずこれなのだが、そもそも一番悪いのは会社だよなぁと、話を聞いていると思うのだ。

致命的に人員が足りない。パワハラ的なことがないのは幸いだが、続くとパフォーマンスが落ちるだけなのに、仕事の質が上がるとは思えない。

オンとオフのバランスが崩れて、体調も崩れて、普段ならできるようなことができなくなるのが現実なのに。まあ、中小企業は仕方がないのかもしれない。

だが諦めてはならないと、変えていけるように頑張れとしか言えない。さあ、経営者が高齢なので、今後はどうなるやら。

 

今日は朝から頭痛薬を飲んでいた。

このところそういう姿を見ていなかったので、黄砂の影響も多少あるだろうが、心配になる。

夫元気で留守がいいと言うが、私は、夫元気で定時帰宅がいい…

金を出す男と金握りの女

結婚するにあたって、お互い確認したことがある。

実際隠していることもあるかもしれないが、夫は言っていた。

「貯金がない」

 

私個人の勝手な思い込みなのだが、男は貯金ができないものだと考えている。

もちろん男性を一括りにするつもりはない。色んな人がいるので、たっぷり持っている人がいることだって知っている。

ただ、一般的に貯金していない人が多いのではないかと思っている。

 

対して私は通帳の数字が減るのが嫌いな人間なので、少しずつでも貯めていた。

一人暮らしができる程度の稼ぎで、実家を出てからも続けた。車を持っていなかったが、保険も自分で支払っていた。だから同年代に比べて少ないくらいだが、着実に貯めていた。

いつ働けなくなるかわからないのだから、貯めるに越したことはない。

これはいわば自分への保険なのだ。

 

 

夫と私の年収は倍違う。

夫は自分を卑下して「これだけしか貰っていない」と言うが、私からしてみれば「そんなに稼いでいる」という感覚になる。

そもそも夫の年収は地方における平均はあり、現実的な数字である。そんなに気にするほどのものでもないのだ。私が働いていなかったとしても、ほどほどに楽しんで慎ましやかに普通に暮らしていける。

しかし一瞬「ん?」と思ったのは、私の倍稼いでいるのに、私の半分も貯金がないこと…一体、何に使っているんだ?

 

謎の一部は判明した。夫は一人暮らしだが家財がしっかりしていた。

結婚するにあたって新たに二人暮らし用の家財を買わなかった。十分すぎるほどのものを持っていた。持ち出しがないことは大変ありがたかったが、夫の過去が少しだけ気になってしまった。

それから、デートは私に支払いさせるのをかなり拒否する人だった。どうにか穴埋めしようと頑張ったが、ほぼ返せていないと思う。

 

ところで冒頭の貯金がないに戻るが、実際は全くないではなくて、かなり少ないだった。

結婚するから、いくらか目減りするだろうと覚悟していた私個人の資産があまり動かなかったのは意外だった。

というわけで、貯金がない男性でも、すごい浪費家出ない限り大丈夫だと思う。あくまで夫の場合なので、すべての人に当てはまるわけではないけれど。

夫は言う、「なんで貯金してこなかったんだろう」と。

 

 

結婚後の金銭管理は、夫の稼ぎで暮らし、私の稼ぎは貯金に回し、毎月二人で簡単な収支チェックをしている。どちらかが握っているということはない。

ちなみに婚前の貯金は切り離している。これは個人の資産なので、お互いノータッチだ。

夫は結局、それまで何に使っていたのか知らないが、結婚後の金銭管理もちゃんとしており、毎月の収支報告もばっちりだ。

一番安心しているのは、今のところ通帳の数字がちゃんと増えていることである。これが気になるのは未だに治らない…子供が大きくなったら耐えられるのか不安である。

引きこもり生活をしている私の気持ち

ここ数ヶ月、週に6日くらい朝から晩まで文字通り息子と二人きりだ。

新年度だし、春になったし、生活に慣れてきたし、自分の体調も体型もすっかり以前に戻っている。

息子と二人で毎日過ごすことは特別息が詰まっているわけではない。友達も少ないし、会わなくても死なないし、人間に飢えているわけではない。元々人付き合いしない方なので困っていない。

ただ、時々己の生産性のなさに辟易してくる。

変化したことといえば下っ腹の妊娠線くらいで…なんでこんなしわしわなんだ…

 

1年は育休を、せっかくの機会だからしっかり休ませてもらおう!とか産前は思っていました。なんだろう、ここ1ヶ月はやく復帰したくて仕方なくなってきた。

もちろん息子の成長を見ていたい!

体くねくねするようになったし、背ばいが上手だし、そのうち寝返りしそう。

離乳食もはじめた、おしゃべりも音がかなり増えてきた。

復帰もしたいがずっと息子を見ていたい…わがままだ、わがまますぎる。

自宅勤務ができる仕事を身に着けていなかったことを後悔している…まあそれはそれで息が詰まるかもしれないけれど、結局のところないものねだりだ。

理想としては会社に一緒に出社して同じ空間で仕事ができるという感じ。以前テレビでそんな会社を紹介していたのだが、まさに理想だった。いいなぁ。

 

私の生産性のなさをうんざり思っているのは私だけである。

夫は何も言わない。每日午前様で、一日中ゴロゴロしている妻子が寝てしまっている状況に何も言わない。

朝だけは一緒に食べているので会話があるが、私から話すのは息子の昨日の様子や、ニュースの話や、動画サービスで観た映画やドラマの話ばかりだ。

夫は何を考えているのだろう。時々「早く普通の生活に戻りたい」と言っている。

休日は私ではないと無理な状況でない限りずっと息子のお世話をしているから、その言葉が切実なものであることを私は知っている。

 

なにがどうしたいかさっぱりわからなくなってくるが、とりあえずちょっとだけ疲れた。

若い時間はあっという間に過ぎていく

私は10代をテレビゲームと創作活動に費やしていた。創作は一次創作で、キャラクターを考え、ストーリーを考え、文章にしていた。その作品の殆どはノートに書いていたが、黒歴史として全て処分済みだ。

自分パソコンを持つようになってから、作品はキーボードを打つようになったので、広大なネットの海に未だ存在している。

時々残したままのホームページを見ては恥ずかしさと懐かしさに身悶えする。

 

普通の青春とは一体、どういうものなのだろう。

少なくとも私の考える青春時代とは、愛だの恋だの男女の出会い、スポーツや部活動に明け暮れ汗を流し仲間と分かち合うものだと思っている。

私にそんな時代はなかった。

 

私は友だちが少ない。

今でも定期的に連絡を取り合う間柄はおらず、なんでも話せる親友と呼べる人もいない。

用事がなければ送らないし、あちらも同じだろう。間違いなく私より友だちが多いはずだから、年に一度私を思い出せば良い方ではないだろうか。

だからといってそれを悲しいと思ったことはない。

私は付き合いの悪い人間を自覚しており、覚えていてくれるだけありがたいからだ。

 

10代の私はゲームをするのが忙しい。加えて創作活動するのに忙しかった。

典型的なお家大好き・一人大好きっ子で、外に出てアクティビティを楽しむとか、オシャレをして友達とカフェに行くとか、男女混合でカラオケやボーリングに行くとか、した覚えが片手程度しかない。

友達に彼氏ができたことすら知らないくらい、自分の世界に没頭していた。

 

それが悪かったと思ってもいないし、失われた青春時代を取り戻したいとも思っていない。私にとってそれはそれで楽しかったからだ。

 

確かに世界が狭く、コミュニケーション能力に欠けており、思いやりの足りない人間であった。

人間関係の何たるやを学ぶ時期が遅すぎ、加えて身持ちの固さと頭の古さもあって、長く続いた恋愛はないに等しい。夫との付き合い=付き合いの長さ最長である。

まあまあ悲しい思いをして、なんでこんなにわかってもらえないのだろうと苦悩した。原因がどこにあるかもわからず、自分の悪い点もよく見えていなかった。

若さゆえと言えばそうであるけれど、それ以前に自己中心的な性格が災いしていたと思う。

普通の人はこれを10歳位若いうちに経験しているのだから、大人の思考をしているのは当然だ。

 

自分の世界は悪いものではない。その時にしか出来ないことも多さは、今になってよく分かる。

しかし外の世界、対人関係もきちんと学んでいかなければならなかったと今では思う。

失敗も、若いうちにある程度は経験しておいたほうが、大人になった時のダメージが少ないだろう。恨み言ばかり思って、内にこもるような子供っぽさを大人になってまで残すこともない。

 

だから今も時々連絡をくれる友人を大切にしなければなと思う。